モールドベースとは

モールドベースは、射出成形金型の不可欠な要素であり、金型部品を固定し、効率的な成形プロセスを実現する基盤です。この記事では、モールドベースの基本機能、構成要素、利点、および設計について詳しく説明します。

モールドベースの基本機能

モールドベースは、以下の基本的な機能を持っています。

モールドベースは、以下の主要な構成要素から成り立っています。

№	名称	機能
1	固定側取付板
2	固定側型板
3	可動側型板
4	受け板
5	スペーサーブロック
6	エジェクタープレート
7	可動側型板
8	ロケートリング	射出成形機のノズルとスプルーブッシュの中心を合わせる。
9	スプルーブッシュ
10	ガイドピンとガイドブッシュ	型開閉時に固定側と可動側の案内をする。
11	リターンピン	エジェクタープレートを押し戻し、エジェクターピンを所定の位置に戻す。
12	サポートピラー	射出圧力によって可動側受け板が変形するのを防ぐ。
13	ストップピン	エジェクタープレートと可動側取付板のあいだに異物が入ってもエジェクターピンの位置が不揃いにならないようにする。
14	エジェクターピン
15	ノックピン	2枚の型板どうしのずれを防止してキャビティやコアの位置を正しく保つために使用されたり、キャビティやコアブロックなどの入れ子の位置決めの役割で使用される。